こんにちは、医師・マインドフルネス講師の植田真史です。今回はマインドフルネスストレス低減法(MBSR)の特徴についてお話しします。MBSRには、構造化されたプログラムや多彩な実践方法、グループによる効果、日常生活への導入などの特徴があります。
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■マインドフルネスストレス低減法(MBSR)の特徴
マインドフルネスは、過去の後悔や未来の心配事などから離れ、現在の瞬間に集中する力です。これにより、ストレスを引き起こすイライラや不安から解放されます。マインドフルネスストレス低減法(MBSR)8週間コースは、このマインドフルネスを活用して、人間関係の改善も含めた生活の質(QOL)を改善します。
MBSRには以下のような特徴があります。
1. 8週間の標準プログラム
MBSRは、8週間にわたり標準的なカリキュラムが規定されたプログラムです。毎週異なるテーマに取り組むことで、参加者はマインドフルネスの基本から応用まで段階的に習得できます。たとえば、嬉しいことに注目する週や、不快なことに注目する週や、他者とのコミュニケーションに注目する週などがあり、マインドフルネスをさまざまな場面に応用する手段を学びます。
2. 多彩な実践方法
MBSRでは、さまざまなマインドフルネスの実践方法に取り組みます。瞑想、ボディスキャン、マインドフル・ヨガの実践が中心となり、静から動まで多様なアプローチでマインドフルネスの力を培います。ホームワークで実践するときはガイド音源に従うことで、初心者でも取り組みやすくなっています。
3. グループのつながりと共感
MBSRプログラムは、参加者全員が一つのグループとなって進められます。最初は面識のない人同士でも、共に学び、経験を共有することで、相互のつながりと共感が生まれます。グループに参加している感覚が8週間の支えとなります。
4. 日常生活への導入
MBSRでは単なる瞑想の実践ではなく、日常生活にマインドフルネスを取り入れる方法が習得します。たとえば、食べることや歩くことにマインドフルネスを応用します。これにより、毎日の生活から生じるストレスを軽減し、心の平穏を維持できます。