MBSR

マインドフルネスストレス低減法

世界で信頼され続けた40年の実績

本家マインドフルネスプログラム

現代マインドフルネスセンターは、マインドフルネスの世界的指導者ジョン・カバットジン博士に認められ、彼の公式サイトで紹介されている日本で唯一の団体です。

ジョン・カバットジン博士

次回のMBSR(マインドフルネスストレス低減法)8週間コース:2024年7月1日〜8月26日 毎週月曜夜に開催

マインドフルネスの基礎知識や、MBSRの歴史・効果実証・プログラム内容などを、講師の植田真史と水野雄太がご説明したオリエンテーションの録画です。お気軽にご覧ください!(28分間)

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MBSR(マインドフルネスストレス低減法)とは

マインドフルネスの第一人者ジョン・カバット・ジン博士によって、瞑想やヨガの伝統的技法を活用して開発され、欧米のマインドフルネス普及を40年以上の長期にわたって牽引してきた先駆的プログラムであり、マインドフルネス講座の決定版。

欧米の多数の研究機関によって、MBSR受講者の精神面から身体面まで幅広い改善効果が科学的に実証され、2,000件を超える研究論文・文献の蓄積がある、信頼性の高い世界標準のマインドフルネスプログラムです。週1回のレッスンとホームワークで構成される8週間のプログラムは、世界30カ国以上で提供され、一般の生活者から大学・病院・企業まで幅広く受講されています。

MBSRでは、快適か不快かなどの評価にとらわれず、今ここにある感覚や思いや感情に好奇心をもって注意を向け、優しくあるがままに受け容れる心構えを養います。マインドフルネスの実践を重ねて、自分の体と心そして周囲を深く見つめ、今の瞬間の体験を落ち着いて観察できるようになると、無自覚に繰り返されてきた自動的で習慣的な反応に気づくようになり、より適切な対応を選択できるようになります。

現代マインドフルネスセンターのMBSRの特長

  • 米ブラウン大学認定MBSR講師陣が、ブラウン大学公式カリキュラムに基づき、本場の講師養成プログラムへの参加経験も活かして適切に指導します。(可能な範囲で日本国内向けにアレンジ)

  • スマホのMBSR補助アプリ(現代マインドフルネスセンターが独自開発した受講者限定アプリ)で、ホームワークに取り組みやすい環境が整っています。(詳しくはこちら

  • 医療やビジネスのバックグラウンドを持った講師陣により、対人支援職から会社勤めの方まで、さまざまな受講者のニーズの理解に基づいた指導をします。

  • 精神科医のMBSR講師が専門的な知見を活かして、精神疾患の経験がある方の受講可否や継続/中断などを判断し、安全確保に努めます。

  • パナソニックやベンチャー企業などの法人向けにもMBSRを提供してきた実績があります。

MBSR(マインドフルネスストレス低減法) 受講者の声

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  • 職場でイライラすることが減り、家族との関係も目に見えてよくなった。(40代女性)

  • 感情に呑み込まれないこと、ストレスにすぐに反応しないことなどの感覚を体感でき、今後の生活の中で実践していけそう。(30代女性)

  • いつも漠然と不安がありましたが、呼吸や体の感覚に戻っていつでも深い安心にアクセスする方法を学びました。(20代女性)

  • 不眠に対し、眠剤はじめ色々ダメだった中で、確実に1番効果があった。(50代女性)

  • 意識の切り替え、集中ができるようになった。グッと深く、目の前のこと、今に集中できるようになりました。(50代女性)

  • 参加前は食べたいと感じると、満腹を超えても詰めこんでいた。参加してからは(中略)食べたい衝動を受け流せるようになってきた。(40代男性)

  • 人生の殆どを痛みに捉われていたことに気付かされた。前を向くためのターニングポイントになった。(60代男性)

  • 看護師をしており患者さんのために何かできればと受講しましたが、自分が一番必要としていることだと気付きました。(40代女性)

  • 「周りのために」と頑張ってきたが、限界を感じていた。MBSRでセルフケアの重要性に気付いてから、世界が変わった。(50代男性)

  • 初めて自分を許すことができた気がします。(50代女性)

人生が変わったというインパクトを感じる声が多数

  • MBSRと言うこの様な素晴らしいメソッド、経験に出会えたことに心から感謝しています。過去にこんな事があったでしょうか? 女房と出会えたくらいに大きな幸せと、それがもたらす持続可能な幸せが手に入りました。ありがとうございます。科学に裏打ちされながら決して冷たくはなく、合理的でありながら人間的でもある点、また8週間を通じてこれを続ければ、自分の人生に何かしらの大きな変化が期待できると確信出来る事がお勧めです。(50代男性)
  • 貴重な体験ができ、生まれ変わった気分です。(中略)これからの自分を支えていける体験となりました。(50代女性)
  • 価値観が変わった。人にも、人生変わるよと勧めると思います。(50代女性)
  • その時々の自分自身とも改めてマインドフルに向き合えたことを、今はとても嬉しく思います。私の人生の中で、素晴らしい時間となりました。(40代女性)
  • たくさんの気づきや学びを得ることができて、感謝の気持ちでいっぱいです。これからもマインドフルネスを学び続けて、人生に活かして行きたいと思います。(30代女性)
  • 受講するかしないかでこれからの人生の過ごし方が変わってくると思える時間でした。(40代女性)
  • ストレスを感じたときに限らず、普段の生活の中でも変化があり、今ここの心地よさを感じるようになり、心のお守りを持てたような安心感があります。(30代女性)
  • マインドフルネスは、これからの時代に人が生きていく上で重要なスキルだと感じました。(40代女性)
  • 全部有意義でした。自分を客観的に観察できるようになりました。特に心に響いたのは、STOPと瞑想全般です。数あるMBSRの講座の中から、先生の講座を選んで良かったと思っております。集中力アップや自身の観察の方法が身につけられる点がお勧めです(40代男性)

  • ストレスに対しての反応や対処の方法も具体的に理解できて実践もできたので自信がつきました。毎回最後のマインドフルネスの言葉や詩や歌のシェアをいつも楽しみにしてました。金継ぎの歌がとても響きました!
    穏やかで親切で面白く、とても居心地の良い雰囲気でした。とにかく様々なマインドフルネスのワークをひたすら体験していくことで、自分の心身の癖や思考のパターンを知る事ができる。その経験の中で、価値判断や評価を手放すという練習にも最適なプログラムだと思います。(40代女性)

  • マインドフルネスというものが何なのか?と言うことを、理論的にも身体的にもかなり理解が深まったことが収穫です。先生のユーモアも交えた会話が場を和ませてくれて良かったです。
    (50代男性)

  • 仕事でストレスを感じた時に、自分や自分を取り囲む環境を俯瞰的に見ることができるようになりました。STOPが実用的で、仕事中めちゃくちゃ使っています。
    レッスンはアットホームで、気軽にコメントができる雰囲気。毎回参加するのが楽しみだった。若干水野先生ロスが始まっています。毎週やりたい!持久走同様、何か「瞬間がすごい!」ものはないけど、続けていると人生がよくなることだと、そう勧めたいです。(30代男性)

  • これまでほとんどの時間を一人で実践を行ってきたが、仲間と坐る心地よさを知ることができました。レッスンの雰囲気はとても良かった。先生の教え方のたまものだと思います。
    シェアリングの際、メンバーの話をじっくり聞いて、それがどのような話でも寄り添い、その場にもっとも相応しい言葉で答えられる姿に感動していました。たしかなメソッドと講師、そして仲間が存在する点がお勧めです。(40代男性)

  • 全て期待以上でした。ひとつひとつの動作が意識的になりました。心に浮かんでくるものを横にやることや、ちょうど良い感覚を掴むことなど、瞑想のガイドの中に入っている言葉がとても勉強になり、身体にしみこませたいので毎日聞いています。
    参加者の方にも恵まれて、先生が面白いので回を重ねる毎に楽しくなっていきました。水野先生で本当に良かったです。これからは呼吸をアンカーにして、日常生活をマインドフルに生きる事にしました。(50代女性)

  • 電車の中や、歩いている時、ご飯を食べている時にも、なるべくマインドフルネスに行動するように、以前より気づけるようになりました。日常的に行うことの大切さを理解したことと、マインドフルヨガがとても良かったです。特に心に響いたことは、自分の意識を呼吸や身体の部分に向けて、丁寧に今ここを感じることです。瞑想体験をいっぱいしたくて、ご自身もそこにコミットメントできる人にお勧めします。(60代女性)

  • 自分の体の感覚、心の状態を意識しながら生活することが大切だということがわかりました。特に心に響いたことは、反射的に反応するのでなく、いったんSTOPをかけて自分の体と心の状態を確かめることです。
    最初はとても難しそうなプログラムで自分にはできるのだろうか、でも1度やってみたいと思い参加しました。その結果、だれでも自分に真摯にむきあい、ひとつ、ひとつのプラティクスに真面目に取り組んでいけばいいんだということがわかりました。それから、到達点があるわけでなく、人と比べるものでもないということがわかり、焦らないようにしようと思いました。
    マインドフルネスを日常の生活に取り入れるための必要なプラクティスを経験でき、コミニュケーションなどにおける自分の対応の仕方について振り返ることができる点がお勧めです。(60代女性)

  • きっと小学生くらいの時から、今に完全に集中せず、頭の中は常に別のことを考えていたのだろうと今回確信したことが収穫です。自分は記憶力が悪いと思っていたけれども、もしかすると、人と話している時のみならず、一人で映画をみてる時でさえ、頭の片隅に他の思考があったのではと思う。これからは、一日の中でなるべく多く、そういった思考が頭にないかチェックするようにしたいです。(50代女性)

  • 普段の意識や行動が、自動運転モードになっていることが多いことに、実践を通して広く体験できたことが大きいです。特に会話の最中に次に何を話そうか考えてしまう自分がいて、相手の話にしっかりと耳を傾けていないことに気づく体験が一番大きかったです。
    お勧めしたい点としては、受講期間中はマインドフルネス漬けになれることです。また、日常の生活の中でのマインドフルネスの実践を行うことはそれぞれの個人の行為ではあるが、オンラインで同じ時間に集まり同じテーマで学んでいくことは大いに励みになります。 レッスンでは分かりやすい資料や、疑問点にはしっかりと納得いく答えももらえます。実践も多く取り入れているので、本からの頭の学びだけでなく体験としての学びと気づきの場があります。 また、参考図書の案内、マインドフルネスな一文の紹介など、学びをさらに深めたい方にも有益な情報を提供してくれます。そして、レッスン後には、各種資料の配布をしてもらえるので、時に応じて見返して復習に役立てられるようなケアもしていただけます。(40代男性)

次回のMBSR(マインドフルネスストレス低減法)8週間コース:
2024年7月1日〜8月26日 毎週月曜夜に開催

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MBSRの膨大な研究実績

1.MBSR(マインドフルネスストレス低減法)は最も多くの研究を蓄積

マインドフルネス全般の研究は急増

MBSRを含めたマインドフルネス全般の研究論文数は、右肩上がりで急増中です。近年は年間1,000件を超える規模にまで達しています。

マインドフルネスに関する毎年の研究論文数(1980〜2021年)

MBSRは最多の研究件数

研究対象のマインドフルネスのプログラムとしては、MBSRが累計2,000件を超えて最多であり、最新の研究も続々と発表されています。

マインドフルネスプログラム別の研究論文・文献数

2.幅広いMBSR(マインドフルネスストレス低減法)のメリットを世界が実証

MBSR受講者を対象とした研究では、精神面から身体面まで幅広い効果が、世界の研究機関で実証されています。
以下はそのほんの一部です。

心の健康に関するMBSR(マインドフルネスストレス低減法)の効果

ストレスの軽減


米ハーバード大学等の研究

Khoury, Bassam, et al. “Mindfulness-based stress reduction for healthy individuals: A meta-analysis.” Journal of psychosomatic research 78.6 (2015): 519-528.

感情のコントロール

(不安・心配・怒り等の軽減)
米ブラウン大学等の研究

Hoge, E.A., Acabchuk, R.L., Kimmel, H. et al. Emotion-Related Constructs Engaged by Mindfulness-Based Interventions: a Systematic Review and Meta-analysis. Mindfulness 12, 1041–1062 (2021). https://doi.org/10.1007/s12671-020-01561-w

ウェルビーイング・ 生活の質の向上


米マサチューセッツ大学等の研究

Jones BJ, Kaur S, Miller M and Spencer RMC (2020) Mindfulness-Based Stress Reduction Benefits Psychological Well-Being, Sleep Quality, and Athletic Performance in Female Collegiate Rowers. Front. Psychol. 11:572980. doi: 10.3389/fpsyg.2020.572980

自己肯定感の向上


ポーランド・中央労働保護研究所等の研究

D. Żołnierczyk-Zreda, M. Sanderson, S. Bedyńska, Mindfulness-based stress reduction for managers: a randomized controlled study, Occupational Medicine, Volume 66, Issue 8, November 2016, Pages 630–635.

レジリエンス(回復力)向上


インド公衆衛生財団等の研究

Jain, Himani, and Rohtash Singh. “Developing psychological capital through mindfulness based stress reduction (MBSR) therapy.” Indian Journal of Health & Wellbeing 7.1 (2016).

自分への思いやり・いたわり

(セルフコンパッション)
米デューク大学等の研究

Robins, Clive J., et al. “Effects of mindfulness‐based stress reduction on emotional experience and expression: A randomized controlled trial.” Journal of clinical psychology 68.1 (2012): 117-131.

  • 自己効力感の向上 ── 米コロラド大学等の研究

    Mccubbin, Tracy et al. “Mindfulness-based stress reduction in an integrated care delivery system: one-year impacts on patient-centered outcomes and health care utilization.” The Permanente journal vol. 18,4 (2014): 4-9. doi:10.7812/TPP/14-014
  • 自己受容力の向上 ── ノルウェー・ベルゲン大学等の研究

    Hjeltnes, Aslak, et al. “Facing the fear of failure: An explorative qualitative study of client experiences in a mindfulness-based stress reduction program for university students with academic evaluation anxiety.” International journal of qualitative studies on health and well-being 10.1 (2015): 27990.
  • 落ち着き・平静さの獲得 ── 米ユナイテッドヘルス社等の研究

    Bazarko, Dawn, et al. “The impact of an innovative mindfulness-based stress reduction program on the health and well-being of nurses employed in a corporate setting.” Journal of workplace behavioral health 28.2 (2013): 107-133.
  • 安らぎの獲得 ── スペイン・バスク地方大学等の研究

    Amutio, Alberto, et al. “Enhancing relaxation states and positive emotions in physicians through a mindfulness training program: a one-year study.” Psychology, health & medicine 20.6 (2015): 720-731.
  • 思考ループの抑制(反すう的思考の軽減)── イタリア・ボローニャ大学等の研究

    Chiesa, Alberto, and Alessandro Serretti. “Mindfulness-based stress reduction for stress management in healthy people: a review and meta-analysis.” The journal of alternative and complementary medicine 15.5 (2009): 593-600.
  • 楽観的な見方の獲得 ── インド公衆衛生財団等の研究

    Jain, Himani, and Rohtash Singh. “Developing psychological capital through mindfulness based stress reduction (MBSR) therapy.” Indian Journal of Health & Wellbeing 7.1 (2016).

仕事や学習に関するMBSR(マインドフルネスストレス低減法)の効果

集中力の向上


米ハワイ大学等の研究

Smith, Sarah A. “Mindfulness‐based stress reduction: An intervention to enhance the effectiveness of nurses’ coping with work‐related stress.” International journal of nursing knowledge 25.2 (2014): 119-130.

注意力の向上


米シラキュース大学等の研究

Becker, Molly, et al. “The effects of mindfulness-based stress reduction in the higher education workplace: A pilot study.” Journal of Integrated Social Sciences 10.1 (2020): 136-154.

記憶力の向上


カナダ・ビクトリア大学等の研究

Azulay, Joanne, et al. “A pilot study examining the effect of mindfulness-based stress reduction on symptoms of chronic mild traumatic brain injury/postconcussive syndrome.” The Journal of head trauma rehabilitation 28.4 (2013): 323-331.

文章を読む速度の向上


米陸軍研究所の研究

Rice, Valerie, Leah Enders, and Angela Jeter. “Visual scanning and reading speed following 5-days of mindfulness-based stress reduction: A pilot study.” International Conference on Applied Human Factors and Ergonomics. Springer, Cham, 2020.

仕事の満足度向上


スイス・チューリッヒ大学等の研究

Pang, Dandan, and Willibald Ruch. “Fusing character strengths and mindfulness interventions: Benefits for job satisfaction and performance.” Journal of Occupational Health Psychology 24.1 (2019): 150.

職場での前向きな感情の向上


オランダ・HAN応用科学大学等の研究

Janssen, Math, et al. “Effects of Mindfulness-Based Stress Reduction Training on Healthcare Professionals’ Mental Health: Results from a Pilot Study Testing Its Predictive Validity in a Specialized Hospital Setting.” International Journal of Environmental Research and Public Health 17.24 (2020): 9420.

  • 失敗の恐れから好奇心へ ── ノルウェー・ベルゲン大学等の研究

    Hjeltnes, Aslak, et al. “Facing the fear of failure: An explorative qualitative study of client experiences in a mindfulness-based stress reduction program for university students with academic evaluation anxiety.” International journal of qualitative studies on health and well-being 10.1 (2015): 27990.
  • 活力の向上 ── メキシコ・ニューメキシコ大学等の研究

    Smith, Bruce W., et al. “A pilot study comparing the effects of mindfulness-based and cognitive-behavioral stress reduction.” The Journal of Alternative and Complementary Medicine 14.3 (2008): 251-258.
  • 学業成績の向上 ── 英バンガー大学等の研究

    Bennett, K., and D. Dorjee. “The impact of a mindfulness-based stress reduction course (MBSR) on well-being and academic attainment of sixth-form students.” Mindfulness 7.1 (2016): 105-114.
  • アスリートの運動パフォーマンス向上 ── 米マサチューセッツ大学等の研究

    Jones BJ, Kaur S, Miller M and Spencer RMC (2020) Mindfulness-Based Stress Reduction Benefits Psychological Well-Being, Sleep Quality, and Athletic Performance in Female Collegiate Rowers. Front. Psychol. 11:572980. doi: 10.3389/fpsyg.2020.572980

人間関係に関するMBSR(マインドフルネスストレス低減法)の効果

職場・家庭の人間関係を改善


米サンタクララ大学等の研究

Cohen-Katz, Joanne, et al. “The effects of mindfulness-based stress reduction on nurse stress and burnout, Part II: A quantitative and qualitative study.” Holistic nursing practice 19.1 (2005): 26-35.

共感性の向上


米ニューヨーク大学等の研究

Barbosa, Peter, et al. “Mindfulness-based stress reduction training is associated with greater empathy and reduced anxiety for graduate healthcare students.” Education for health 26.1 (2013): 9.

他者への思いやりを向上


オランダ・ラドバウド大学等の研究

Verweij, Hanne, et al. “Mindfulness-based stress reduction for GPs: results of a controlled mixed methods pilot study in Dutch primary care.” British Journal of General Practice 66.643 (2016): e99-e105.

身体の健康に関するMBSR(マインドフルネスストレス低減法)の効果

免疫力の向上

(インフルワクチン接種の抗体価上昇)
米ウィスコンシン大学等の研究

Davidson, Richard J., et al. “Alterations in brain and immune function produced by mindfulness meditation.” Psychosomatic medicine 65.4 (2003): 564-570.

睡眠の質の向上

(不眠・寝つきの改善)
米ミネソタ大学等の研究

Gross, Cynthia R., et al. “Mindfulness-based stress reduction versus pharmacotherapy for chronic primary insomnia: a randomized controlled clinical trial.” Explore 7.2 (2011): 76-87.

痛みの緩和

独デュイスブルクエッセン大学等の研究

Anheyer, Dennis, et al. “Mindfulness-based stress reduction for treating low back pain: a systematic review and meta-analysis.” Annals of internal medicine 166.11 (2017): 799-807.

  • 高血圧の抑制 ── 米ケント州立大学等の研究

    Hughes, Joel W., et al. “Randomized controlled trial of mindfulness-based stress reduction for prehypertension.” Psychosomatic medicine 75.8 (2013).
  • 血糖値の低下 ── 米ペンシルベニア州立医科大学等の研究

    Raja‐Khan, Nazia, et al. “Mindfulness‐based stress reduction in women with overweight or obesity: a randomized clinical trial.” Obesity 25.8 (2017): 1349-1359.
  • がん関連の倦怠感を抑制 ── 米インディアナ大学等の研究

    Johns, Shelley A., et al. “Randomized controlled pilot trial of mindfulness-based stress reduction for breast and colorectal cancer survivors: effects on cancer-related cognitive impairment.” Journal of Cancer Survivorship 10.3 (2016): 437-448.
  • 脳機能障害の倦怠感を抑制 ── スウェーデン・イェーテボリ大学等の研究

    Johansson, B., H. Bjuhr, and L. Rönnbäck. “Mindfulness-based stress reduction (MBSR) improves long-term mental fatigue after stroke or traumatic brain injury.” Brain injury 26.13-14 (2012): 1621-1628.

自己コントロールに関するMBSR(マインドフルネスストレス低減法)の効果

禁煙の持続

米ウィスコンシン大学等の研究

Davis, James M., et al. “A pilot study on mindfulness based stress reduction for smokers.” BMC complementary and alternative medicine 7.1 (2007): 1-7.

やけ食い・感情的摂食の抑制

米ラッシュ大学等の研究

Corsica, Joyce, et al. “Development of a novel mindfulness and cognitive behavioral intervention for stress-eating: a comparative pilot study.” Eating behaviors 15.4 (2014): 694-699.

過食症の改善

メキシコ・ニューメキシコ大学等の研究

Smith, Bruce W., et al. “A pilot study comparing the effects of mindfulness-based and cognitive-behavioral stress reduction.” The Journal of Alternative and Complementary Medicine 14.3 (2008): 251-258.

会社や組織に関するMBSR(マインドフルネスストレス低減法)の効果

チームワークの改善


米サンドヒルズ・コミュニティ大学等の研究

Kulka, Joanne M., et al. “Mindfulness-Based stress reduction for newly graduated registered nurses.” Creative nursing 24.4 (2018): 243-250.

仕事へのエンゲージメント向上


米ジョージタウン大学等の研究

Hoge, Elizabeth A., et al. “Effects of mindfulness meditation on occupational functioning and health care utilization in individuals with anxiety.” Journal of Psychosomatic Research 95 (2017): 7-11.

仕事の欠勤の抑制


米ジョージタウン大学等の研究

Hoge, Elizabeth A., et al. “Effects of mindfulness meditation on occupational functioning and health care utilization in individuals with anxiety.” Journal of Psychosomatic Research 95 (2017): 7-11.

  • 燃え尽き症候群の抑制 ── オランダ・HAN応用科学大学等の研究

    Janssen, Math, et al. “Effects of Mindfulness-Based Stress Reduction on employees’ mental health: A systematic review.” PloS one 13.1 (2018): e0191332.
  • 倫理的な判断の促進 ── 米サンタクララ大学等の研究

    Shapiro, Shauna L., Hooria Jazaieri, and Philippe R. Goldin. “Mindfulness-based stress reduction effects on moral reasoning and decision making.” The Journal of Positive Psychology 7.6 (2012): 504-515.

3.高い信頼性のMBSR(マインドフルネスストレス低減法)研究エビデンス

医学や薬学で用いられる高精度な研究手法

MBSRを対象とした研究の多くは、医学や薬学などで用いられる研究手法によって、高度な信頼性が担保されたエビデンスとなっています。
たとえば、以下のような手法が組み合わせられています。

  • ランダム化比較試験・・・評価のバイアス(偏り)を避け、客観的に効果を評価する手法
  • システマティック・レビュー・・・過去の文献を系統的かつ網羅的に収集して分析・評価する手法
  • メタ分析・・・複数の研究の結果を統合し、より高い見地から分析する手法

研究事例

ノルウェー公衆衛生研究所による研究(2017年発表)では、101件の「ランダム化比較試験」に対する「システマティック・レビュー」および「メタ分析」によって、合計8,135人(米国・欧州・アジア・豪州)のMBSR受講者に関して、心の健康や体の健康、生活の質などに関する広範な改善効果について、統計的に有意なデータがあることが明らかになっています。

de Vibe, Michael, et al. “Mindfulness‐based stress reduction (MBSR) for improving health, quality of life and social functioning in adults: a systematic review and meta‐analysis.” Campbell systematic reviews 13.1 (2017): 1-264.

脳科学による実証データ

脳の画像分析でも、MBSR受講者の脳の物理的変化が裏付けられています。

研究事例

ハーバード大学医学部などによる研究(2011年発表)では、MBSR受講者には、「学習プロセス、記憶プロセス」「感情のコントロール」「新たな視点の獲得」などの機能を担う部位での、灰白質(神経細胞の密集部位)の密度増加傾向があることが画像(fMRI)で確認されています。

Hölzel, Britta K., et al. “Mindfulness practice leads to increases in regional brain gray matter density.” Psychiatry research: neuroimaging 191.1 (2011): 36-43.

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ジョン・カバットジンが開拓した道

MBSR(マインドフルネスストレス低減法)の先駆の歴史

MBSRは、1970年代から40年以上の長期にわたり実績と革新を重ね、他のマインドフルネスプログラムのモデルとなってきたパイオニア的存在です。

世界の主なマインドフルネスプログラムの開始時期

世界の主なマインドフルネスプログラムの開始時期

1979
MBSR
2000
MBCT(心理療法)
2007
Search Inside Yourself(Google発)
2010
MSC(セルフコンパッション)
2010
MBRP(依存症再発予防)
ジョン・カバットジン博士

1979年、ジョン・カバット・ジン博士(マサチューセッツ医科大学名誉教授)によってMBSRは開発されました。同博士は、マインドフルネスの定義でも有名な、マインドフルネスの第一人者です。

その後、MBSRは世界30カ国以上に広がり、700以上の医療機関で提供されるだけでなく、グーグルなどの企業研修にも活用され、一般の生活者にも受講されてきました。

MBSRを元にさまざまなマインドフルネスプログラムが開発され、世界の主流となっています。MBCT(心理療法)開発者のマーク・ウィリアムズ博士は、MBSRを「幹細胞」と例えています。

なお、ジョン・カバット・ジン博士は水野雄太にとって師であると同時に友人でもあり、個人的な交流を継続し、日本でのMBSRの活動を後押ししています。

「マインドフルネスとは、意図的に、今この瞬間に、価値判断にとらわれることなく意識を向けていること」

ジョン・カバットジン

MBSRの8週間。基礎から応用、そして習慣化へ

実践 × 対話 × 講義

MBSRの毎週のレッスンは、実践(瞑想や簡単なヨガなど)・対話・講義からなる毎週2時間半の講座です。また、毎日45分以上のホームワークがあります。

日常生活もマインドフルに

MBSRのマインドフルネスの実践(プラクティス)には、一定時間集中して行うフォーマルな実践(瞑想やヨガなど)と、日常生活の中で行う実践の両面があります。

フォーマルな実践

一定の形式で、一定時間集中して行う。(坐る瞑想、マインドフルヨガ、ボディスキャンなど)

日常の実践

日常生活のさまざまな時に、身体感覚などに意識を向ける。(マインドフルな食事、歩行、家事など)

8週間集中で着実な習得

MBSRの濃密な8週間を通じて、マインドフルネスの基礎から応用まで習得でき、習慣化までつながります。後半の1日リトリート(終日プログラム)は、実践に半日集中します。瞑想やヨガの未経験者でも大丈夫です。

スマホのMBSR補助アプリでホームワークに取り組みやすい

(現代マインドフルネスセンターが独自開発した受講者限定アプリ)

  • 従来はメールで「ガイド音源」や「日誌フォーマット」を配布していたため、他のメールに埋もれたり、日誌の記録に手間がかかるなどの問題がありました。
  •  新しいMBSR補助アプリによって、毎週のガイド音源がスマホアプリに集約。また、日誌をスマホでいつでもどこでも手軽に入力できるようになりました。(PCでも可)

利用状況

  • MBSRプログラム後半でも、平均して2日に1日以上の頻度でガイド音源あるいは日誌が利用されている
  • MBSRプログラム終了後、1週間経過時点でも、92%の受講者がガイド音源などの利用を継続している

受講者の声(スマホのMBSR補助アプリについて)

  • 講座に関する情報が集約されていて、プラクティスのURLも集約されていて、使いやすかったです。(50代女性)
  • とても使いやすかったです。先生方の音声や資料も 探しやすくて、日記も記録できて良かったです。(30代女性)
  • 連絡、ホームワーク音源、日誌等全てまとまっており、いつでもどこでもアクセスができて使いやすかったです。(30代女性)
  • 色々なデバイスから書き込めるのがとても使いやすかった。(40代女性)
  • 初めての利用でしたが講師の方々の丁寧なフォローで利用する事ができました。(50代女性)

習慣化に向けた修了者サポート

現代マインドフルネスセンターのMBSR修了者は、その後に当センターが開催するMBSRの1日リトリートに無償で何回でもご参加いただけます。このような機会を活かすことで、マインドフルネス実践の継続が容易になります

FAQ(よくあるご質問)

MBSRは基礎から段階的に進みますので、未経験の方でもご心配いりません。

年齢(10代以上)や男女を問わず、職業も関係なく、どなたにもご参加いただけます。

なるべく毎回出席していただきたいですが、2回までの欠席は修了とみなされます。途中で欠席が3回以上になった場合でも、最後のレッスンまで8週間すべてご出席いただけます。欠席・遅刻・早退の場合は録画をご覧いただけます。遅刻や早退の場合、半分以上出席している時間があれば出席とみなします。レッスン(19:45〜22:15)の中間の時刻が21:00ですので、21:00より前の参加となる遅刻であれば出席扱いになります。修了とならない場合のデメリットとしては、MBSRプログラムの体験が十分ではないこと以外には、ブラウン大学などのMBSR講師養成プログラムに参加する要件を満たさない点があります。3回以上の欠席になることがお申込み前に明らかな場合は、より多く出席できる時期に改めてお申込みされることをお勧めします。

大丈夫です。多くの方が「瞑想は自分には向いていないのではないか」と感じることがあります。
その際に瞑想とどう付き合えばよいのかも含めてMBSRの中で一緒に探っていきましょう。

はい、全く問題ありません。MBSRのマインドフルヨガでは美しいポーズや難しいポーズをとる必要はありません。人それぞれ可能な範囲が異なることを受け入れ、無理をせず、身体の感覚を感じることを重視します。

マインドフルネスのフォーマルなプラクティス(実践)として、主に「ボディスキャン」「マインドフル・ヨガ」「瞑想」があり、それらを音声ガイドの音源を聞きながら行う時間が約40分となっています。講師の音声ガイドが実践のしかたを順を追って説明していきますので、初心者の方でも容易に取り組むことができます。音声ガイドのサンプルはYoutubeでも公開していますので、もしよろしければ少しだけでも聞いてみてください。
https://www.youtube.com/playlist?list=PL2GX2pQgHwErKfBOaoBRaiExZtUFerqsv
なお、ホームワークはプラクティス以外に、日誌をつけることなどもあります。

ホームワークは、毎日完全にやりきらねば受講する意味がない、というほど厳格なものではありません。過去の受講者の方々の多くは、プラクティス中に眠ってしまうことや、プラクティスをほとんどできない日があることなどを経験しています。そのような場合でも、8週間なんとか試行錯誤し続けたら、結果として大きな意義があったと思う方が大半です。大切なことは、「できないこともあるかもしれないが、無理のない範囲でできる限りやってみよう」という意思を持っていただくことであり、そのような意思さえあれば大丈夫です。

継続的なコミュニティとしては、MBSR修了生や未経験者のために、定期瞑想会を毎週火曜日の夜(20:00〜20:30)に無料でZOOMで開催し、瞑想やヨガを講師がガイドしています。実際にMBSR修了生で継続的にご参加されている方もいます。また、同期のMBSRクラスの受講者とオンラインで繋がり続けるクローズな掲示板もご提供しています。

MBSRで学んだことを他の方や団体などにレクチャーしていただいて結構です。(受講される方にMBSRそのものであると誤解されないようにご注意ください)

米ブラウン大学などでMBSR講師資格を取得するためには、最初のステップとしてMBSR8週間プログラムを修了することが要件となっています。現代マインドフルネスセンターのMBSRは米ブラウン大学の正規カリキュラムに沿っており、その最初のステップに位置づけることができます。

次回のMBSR(マインドフルネスストレス低減法)8週間コース:2024年7月1日〜8月26日 毎週月曜夜に開催

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