今日はマインドフルネスを人に勧めるときの話をしたいと思うんですよ。
マインドフルネスの実践をしていると、だんだんといろいろと恩恵を感じるようになってきて、感情が安定したとか、周りのこと、ささいなことで幸福感を感じられるようになったとか、そういう恩恵を感じて、ぜひ周りの人にも伝えたいものだ、という気持ちが浮かんでくることがよく起こるというか、いろんな方がそう言われるんですよね。
僕自身も瞑想、マインドフルネスの実践をして、自分が恩恵を得られたと思ったので、こういう活動をしているというのもあるんですよね。
で、マインドフルネスを人に勧めるときにちょっと気をつけたほうがいいのかなって思うことがありまして。
それは、マインドフルネスとか瞑想をやるのが、絶対に良いことだっていうふうに、考えを押し付けるような形になってはいけないと思うんですよ。
何かをコントロールしようとするとか、無理に何かを変えようとするのは、マインドフルネスの趣旨にはあまりそぐわないんですよね。
なので、例えばあんまり上手くいってない方に、あの人にマインドフルネスをさせたいとか、瞑想をさせたいとか、押し付けるような感じになっては、マインドフルネスの趣旨に反してしまうことになるんじゃないかと思うんですよね。
なので、マインドフルネスを人に広める時の基本的な立ち位置、スタンスとしては、あくまで提案っていう感じなのかなって思うんですよ。
こういう方法がありますよと。
こういう恩恵が得られる人もいるんですよと。
で、やってみませんかと。
やってみて、その後続けるかどうかは、あなたの選択にかかっていますし、自由ですとか。そういう感じの伝え方なのかなと思うんですよ。
それで、やってみられて、たしかに良いかもしれないと思った方は続けるし、自分にはあまりピンとこなかったという方は辞めてしまうかもしれませんし。
それはコントロールできないことですから、それはそれとしてっていうのが、マインドフルネス的なスタンスなのかなって思うんですよね。
先ほど提案してみて、その方がマインドフルネスや瞑想の実践を続けなかったら、それはそれとして、去る者は追わずじゃないですけど、そんな感じで言ったんですけど、提案というほかに、もう一つのアプローチの方法があるかなと思っておりまして。
自分自身が実践していくと、周りから見ても、あの人は瞑想し始めてから変わったなと。
良いふうに受け止めてもらえるような変化が出てくれば、じゃあ私もやってみようかな、となる可能性もあるわけですよね。
なので、マインドフルネスって、言葉だけではなくて、非言語的な雰囲気とか、そういうもので人に伝わっていくっていう要素もすごくありますし、それがマインドフルネスのマインドフルネスたるゆえんの部分なのかなと思いますので。
マインドフルネスって、無理に何かをこうしようとか、そういうスタンスとは少し違うんですよね。
自然と伝わるというか。
無理に何かをコントロールしようとすることを手放すことによって、変わっていくという可能性があるというのが、マインドフルネスの利点なのかなと、僕は思います。
というわけで、今日は、マインドフルネスを人に伝えるときの話、あるいは伝わるという要素もあるよと、そういう話をしてみました。
今日はこれで失礼します。
いつもありがとうございます。