こんにちは^^ 医師・マインドフルネス講師の植田真史です。
瞑想を初めてよかったことを色々と振り返ってみると、そのうちの一つは、
「以前はマルチタスクが苦手だったけど、瞑想で明らかにラクになった」ということかなと思います。
マルチタスクとは、複数の作業を同時にやらないといけない状況のことです。
マルチタスクが苦手すぎる
大人になって就職してからというもの、自分はマルチタスクが苦手だなあとつくづく感じるようになりました。
もちろん誰しもマルチタスクよりもシングルタスク(1度に1つの作業)の方が得意だと思いますが、比較的マルチタスクも大丈夫だよ、っていう人もいますよね。
例えば…
・テレビを付けた状態でメールの返信をしたり
・ご飯を食べながらスマホをいじったり
僕の場合はこれをやってしまうと、メールを書くのが異常に遅くなったり、ご飯を食べる手が止まってしまったりするんですよね。
まあこういうケースならまだいいのですが、
例えば…
・職場である仕事をやってる最中に電話がかかってきて別の仕事を頼まれたり
・役所に行くついでに別の書類ももらってくるように頼まれたり
こういう状況で「あ、あっちを忘れてた!!」っていうことは日常茶飯事で…
その頻度が周りの人より明らかに多くて困っていたんですよね。
案件によってはトラブルになりかねませんよね (汗)
瞑想のマルチタスクへの効果
しかし、瞑想を始めてからあまりそういうことで悩まなくなりました。
厳密に言うと、マルチタスクが得意になったわけではないんです。
「マルチタスクを極力行わないように、自分の行動を見張れるようになった。」
と言った方が正確かもしれません。
例えば頭をカゴに例えると、その中にリンゴを山盛りに入れてしまうと、いつの間にか1つや2つ落としてしまってもおかしくないですよね?
以前はいつの間にか仕事(リンゴ)をたくさん抱えて、いつも頭のカゴがパンパンの状態だったんですが、瞑想をやるようになってから、「自分の頭のパンパン度合い」に気が配れるようになったんですね。
その結果、
「今は余裕があるから、まあこの仕事に手を付けてもいいかな」
とか
「今はいっぱいいっぱいだから、この仕事は同僚に頼もう 」
といったように、自分で調整できるようになったんです。
ではどうして瞑想をするとこんな風に自己管理できるようになるのでしょうか?
瞑想が自己管理に役立つ理由
瞑想は周りから見るとただ座っているだけのように見えるかもしれませんが、実は今の思考や感情、体の感覚などに注意を向け続けるという作業を行っています。言い換えれば、
「身体や心の状態を観察し続ける練習」
を行っているわけですね。
ですので、毎日瞑想の練習をしていると、日常生活でふと自分の状態に気づくというタイミングが出てきます。
さらに続けていると、その回数が増えてきて、さらに気づいている時間も長くなってきます。
というわけで、瞑想をやっていると自然と自身の状態に気づきやすくなり、自己管理もしやすくなってくる、というわけですね。
もしマルチタスクが苦手という自覚のある方は、ぜひ一緒に瞑想を続けていきましょう^^
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