こんにちは^^ 医師・マインドフルネス講師の植田真史です。
今日は「瞑想を始めてから過去に捉われにくくなった」という話をしたいと思います。
過去に捉われやすい性格
僕は元々、過ぎたことをクヨクヨ気にして、なかなか前を向けない性格なんですよね。例えば、
「あのときあっちを選んでいれば今頃こんなことにはなってなかったのに…」とか
「この仕事、1週間前から言われてたのに、なんで今日までやらなかったんだろう…」とか。
さっさと考えるのをやめて次に進めばいいのは分かっているんですけど、なんとなく惰性で考え続けてしまうんですよね。
特に解決策を探すでもなく漠然と考え続けるだけでは、脳のメモリ(処理能力)を無駄に消費してしまうことになりますよね(汗)
自分は今を生きているのに、頭の中は今を生きられていない状態になってしまいます。
瞑想で過去に捉われにくくなった
しかし瞑想を始めると、クヨクヨ考えている時間が明らかに減ったんですよね。
これは瞑想で注意をコントロールする力が付いたからだと思っています。
瞑想では常に今この瞬間の状態に気を配るということを続けますよね。
呼吸瞑想であれば、呼吸の感覚に注意を向け続ける。注意がそれていることに気がついたら、その瞬間淡々と呼吸に戻る。
この練習を続けていると、自分が今注意を向けようと思っているものに注意を向ける力が養われていきます。
その結果、注意が過去に向いていることに気がついたら、自分の意思で現在という瞬間に戻ってくることができるようになるんですね。
過去のことを考えるのはいけないこと？
「そうは言っても、過去のことを考えて反省しないといけないときもあるんじゃないの？」
と感じる方もいるかもしれません。
もちろん、過去のことを考えることが一概にいけないというわけではありません。
反省して次のための改善点を探すとか、同じ過ちを犯さないようにするとか、そういったことは生きていれば必要になってきます。
しかしここで重要なことは「今自分が過去のことを考えているということに気づけている」ということです。
私たちの心は気づかないうちに過去へさまよってしまいがちです。
このような「心ここにあらず」の状態を許してしまうと、いつの間にか今という大切な時間が過去に侵食されてしまいます。
過去を振り返るときは、自分の意思で振り返る。瞑想を通じて、そういったスタンスを養うことができます。
ぜひ一緒に瞑想を継続し、今を生きていきましょう^^
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