You are currently viewing ストレスとマインドフルネス③ ストレスが健康を害する仕組み

ストレスとマインドフルネス③ ストレスが健康を害する仕組み

「仕事が忙しすぎて体調を崩した」「人間関係の悩みで眠れない」──ストレスが原因で体調を崩してしまうこと、誰しも経験があるのではないでしょうか?このシリーズでは、ストレスについて整理し、マインドフルネスがストレス対処に果たす役割を解説しています。今回は、ストレスがどのようにして健康障害につながるのか、その仕組みをわかりやすく説明します。

突然のストレスで身体が過剰に反応する「急性過覚醒」

ストレスを感じると、身体や心にストレス反応が現れます。これは私たちが危険から身を守るために備わっている大切な反応です。

例えば道で突然ヘビに遭遇すると、心拍数が上がり、血圧や呼吸数も増加します。また筋肉にエネルギーを送るため、血糖値も上昇します。この状態を「急性過覚醒」と呼びます。「闘争・逃走反応」とも表現され、とっさの危機に対応するための自然な仕組みです。

通常この状態は時間が経てば落ち着きます。しかし現代社会では、別の問題が起こっています。

長く続くストレスで身体が疲弊する「慢性過覚醒」

かつて私たちの祖先が直面したストレッサーは、一過性のものがほとんどでした。例えば、ヘビに遭遇しても、逃げたり、時間が経ったりすればその危険は去ります。

一方、現代では人間関係や仕事、家庭の悩みといったストレッサーが長く続くことがあります。さらに過去の辛い出来事を思い出してしまうと、ストレッサーが頭の中で何度も再生されることもあります。

こうした状態が続くと、心拍数や血圧、血糖値が常に高めの「慢性過覚醒」の状態になってしまいます。これが長引くと高血圧や糖尿病など、さまざまな病気の原因になりかねません。

ストレスに耐えきれなくなる「破綻」

慢性過覚醒が長引き適切に対処できないままでいると、心や身体が限界に達してしまいます。この状態を「破綻」と呼びます。

例えば人間関係のストレスで慢性過覚醒となり、血糖値が高い状態が続いているのにストレス解消のために甘いものを食べすぎてしまうと、糖尿病を発症するかもしれません。病気になると、生活の質が著しく低下しますよね。

心の面でも同じことが言えます。不眠や不安が続き、うつ状態になることもあります。慢性的なストレスが積み重なると、心と身体の両方がバランスを崩してしまうのです。

まとめ

今回はストレスが健康障害につながる仕組みについて、「急性過覚醒」「慢性過覚醒」「破綻」という流れで説明しました。ストレス反応は本来、生き抜くために備わったものですが、現代社会ではそれが裏目に出ることも少なくありません。

次回は「破綻」に至らないようにするために、マインドフルネスが果たす役割について解説します。


【定期瞑想会の詳細】

定期瞑想会は毎週火曜20:00〜20:30に開催しています🌱(参加無料)
【参加方法】メルマガに以下のボタンからご登録ください(匿名、メアドのみ。配信停止も簡単)

毎週火曜日昼のメールで定期瞑想会のZoomのリンクをお知らせします(メルマガでは講座のご案内などもお届けします)

無料瞑想会はLINEでもご案内しています!ご登録はこちらから
https://lin.ee/cescegp


【次回開催予定のMBSRの情報】

現代マインドフルネスセンターでは、定期的にオンラインのMBSR(マインドフルネスストレス低減法)を開催しています🌳

次回の開催日程は以下のボタンからチェックしてみてくださいね!


【瞑想と体操で腰痛ケア 4週間動画コース】

慢性腰痛に心身両面からの新しいアプローチ😊動画コースですのでご都合のよいタイミングで視聴できます。はじめの3日間を無料体験できます。コースの詳細は以下のボタンからチェックしてみてくださいね!

コメントを残す