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ストレスとマインドフルネス① ストレスに関する用語の整理

「最近ストレスが多くて…」「たまにはストレス発散しないとね…」と、私たちは普段何気なく「ストレス」という言葉を使っています。しかし、その正体については意外と知られていません。ストレスを正しく理解し、うまく付き合っていかないと、健康に悪影響を及ぼすこともあります。この記事では、ストレスに関する基本的な用語を整理し、今後の記事シリーズではマインドフルネスがストレス対処に果たす役割について解説していきます。

ストレスとストレッサー

日常生活で使われる「ストレス」という言葉には、実はさまざまな意味が混在しています。まずは、基本的な用語を整理しましょう。

もともとストレスは物理学の用語で、物体に圧力がかかり、歪んだ状態を指します。例えば、風船を指で押すと、風船はその圧力で歪みます。この風船が歪んでいる状態を「ストレス」と言います。一方で、押している指の力は「ストレッサー」となります。

この概念は医学や心理学にも応用され、「身体や心に刺激を与えるもの=ストレッサー」、「その刺激を受けとめた状態=ストレス」と定義されるようになりました。例えば、「怒鳴られるのがストレスだ」と言う場合、本来は「怒鳴られるというストレッサーによって心にストレスが生じる」と表現するのが正確です。

ストレッサー・ストレスの分類

ストレッサーとストレスには、身体的なものと心理的なものが存在します。

ストレッサーには、身体的ストレッサーと心理的ストレッサーがあります。身体的ストレッサーとは、圧力、気温、湿度、音、光、化学物質など、身体に刺激を与えるものです。一方、心理的ストレッサーとは、人間関係や仕事、家庭など、心に負担をかける出来事を指します。

ストレスも同様に、身体的ストレスと心理的ストレスに分けられます。身体的ストレスは、身体的ストレッサーによって生じる痛みや熱さなどの感覚、あるいはケガなどの状態です。心理的ストレスは、心理的ストレッサーによって生じる不安や焦りなど、心の反応を指します。

例えば、「財布を盗まれた」と気づいた瞬間、不安が生じる状態が心理的ストレスです。このように、「財布を盗まれた」というストレッサーがあっても自分がそれに気づかなければストレスは発生しません。

ストレス反応とは

ストレスを受けると、身体や心に反応が現れます。この反応を「ストレス反応」と呼びます。

ストレス反応には、身体的ストレス反応と心理的ストレス反応があります。身体的ストレス反応とは、熱いものに触れて手を引っ込める、心臓がドキドキするなど、身体に現れる反応です。一方、心理的ストレス反応は、驚く、不安になるなど、心に現れる反応を指します。

身体的ストレスも心理的ストレスも、どちらも身体的・心理的反応を引き起こします。例えば、「財布を盗まれた」と気づくと、心臓がドキドキする(身体的ストレス反応)だけでなく、不安になる(心理的ストレス反応)こともあります。このように、身体と心は密接につながっているのです。

まとめ

今回は、ストレスに関する基本的な用語について整理しました。ストレス、ストレッサー、ストレス反応など、似た言葉が多く混乱しやすい部分ですが、理解を深めることで、ストレスとうまく付き合っていくための第一歩になります。次回は、ストレスが身体と心にどのように影響するのか、その仕組みについて解説します。


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