6月10日(火)20:00〜20:30に定期瞑想会を開催し、ZOOMで約30名の参加者の皆さんと一緒に歩行瞑想を実践しました。
水野のガイドによって約20分間、歩行瞑想(部屋の中で歩く瞑想)によって一歩一歩の足の感覚を感じながら「今ここ」に戻り、心を静め、穏やかな時間をともに過ごしました。
感想
- 「初参加ですが、想像以上に集中できました。歩くことにただひたすら集中するということが予想以上だった。」
- 💬 水野 雄太のコメント: もしかしたら他の瞑想と比べて想像以上だったのかもしれませんね。また、もしよかったら来てみてください。毎週少しずつ実践方法を変えています。だいたい5週に1回ぐらいのサイクルで同じ種類のものをやっています。座った瞑想や横になったボディスキャン、ヨガなど、いろいろやっているのでぜひ来てください。
- 「足が地面につくたびに、自分が今ここに存在していると感じられました。」
- 💬 水野 雄太のコメント: 単純なことのようですけど、日常生活の中では意外と味わえない独特な感覚かなと思います。
- 「足の裏に少し痛みを感じていたので、そこに集中していると、なぜか痛みが和らいでいく気がしました。」
- 💬 水野 雄太のコメント: 不思議なことですよね。足の裏に痛みがあったら集中したら痛みをもっと感じそうな気がしますけれども、なぜか痛みが和らいだという経験を今回されたということですね。
- 「足の裏の感覚に集中してはいるものの、頭の中でもいろいろ浮かんできました。これは集中できてないってことになりますか?考えにとらわれてはいませんでしたが。」
- 💬 水野 雄太のコメント: それはそれでいいということになります。ある程度集中できていると思います。足の裏の感覚を感じながら、「あ、今こんなこと考えてるな」ということを囚われずに見つめられているのは、まさにマインドフルな状態なのかなと思います。もちろん、その中にとらわれるという状態も決してダメな状態ではありません。それは自然なことです。
- 「次々と考が浮かんできました。考えることをストップさせ静かな心になりたいです。」
- 💬 水野 雄太のコメント: 気がかりのことがあったりするといろんな考えが浮かんできたりしますよね。それはそれで決して悪いことではなくて、自然なことです。
- 「一生懸命集中しようとしたのですが、いろんな心配事が心に浮かんできてしまいました。頑張って何度も足の裏の感覚に戻りました。こんな風でいいのでしょうか?」
- 💬 水野 雄太のコメント: 頑張るというほど力を入れて無理にする必要はないと思います。心配事が心に浮かんでくるのは当たり前のことですね。誰でもあります。それをやめるというのではなくて、そういう自分自身を認識し、それを受け止めるというような練習だと思ってください。そして、また今の、今ここの自分に戻ってくる。できる範囲で戻ってくるということで大丈夫です。指定しないようにしてみていただければと思います。
- 「後ろ向きに歩いてみましたが、足裏に集中すればそれでもいいのでしょうか?」
- 💬 水野 雄太のコメント: 面白いですね。はい、もちろんそれでいいと思います。とても興味深い取り組みだと思います。後ろ向きに歩いたらどうなるんだろう、感覚が違うのかどうかっていうのを試してみる。これ、とてもいいですよね。こうやっていろんな方法で、「この時はどうなの?あの時はどうなんだろう?」ってやってみるのは、とてもマインドフルネスの実践に役立つ発想であり、アプローチかなと思います。いいと思いますね。ただし、転んだり、つまずいたりするのだけ気をつけていただければと思いますが、ご自分に合った方法でやっていただければいいと思います。
質問
- 「質問なのですが、速さはゆっくりがいいのか、普通の速さの方が良いでしょうか?一歩小さくして一歩五秒ぐらいにして、ゆっくり歩いてみた方が意識を向けることができました。」
- 💬 水野 雄太の回答: 結論、どちらでもいいです。ただし、最初はちょっとゆっくり歩いた方が普段と違う歩き方なので集中がしやすいかと思います。ただ、これは応用範囲が広くて、普段の日常生活の中でも、例えば、家の外でどこかに用事があって出かけるときに、その足の間隔に集中して歩いてみるというような実践もできますので、いろんな速さでやってみるというのもとてもいいと思います。
- 「私も初参加でした。今ここは今ここに自分がいるという解釈でいいのでしょうか?」
- 💬 水野 雄太の回答: これはですね、対比して考えると、何か考え事をずっとしているとか、没頭していて、自分自身の今の体の感覚をすっかり忘れて考え続けている状態って誰しもあると思います。そういうのが「今ここに自分がいない」という状態ですね。逆に「今ここ」っていうのは、確かに今ここに自分の体の感覚があったり、今こんなことを考えているなっていうことを、ちょっと距離を持って感じられたりする。そういうのが「今ここ」っていう状態です。ですから、「今ここに自分がいる」というふうに言っても差し支えないかなと思います。
- 「普段の生活の中でどこかに行く目的があって、道を歩くときにする場合は少し周りに注意を向けてもいいということでしょうか?」
- 💬 水野 雄太の回答: まさに、はい、それでいいということになります。足の裏だけに集中すると周りが見えなくなったり、危険もあるかもしれません。逆に、足を感じながらも周りの風景も同時に目に入ってくる、その視覚などの情報をそのまま受け止めてみるというのも、実は結構新鮮な体験だったりすることもあります。普段私たちはだいたい考え事をしてたりすると、周りを見ているようで見ていないということもあったりしますよね。足の裏にある程度注意を向けていると自分自身の感覚に鋭敏になってきたりするので、目に入ってくる風景も感じ方が変わってくるということもあると思います。
- あるいは、ちょっと立ち止まって、見ているものだけに30秒でも1分でもいいので集中してみるのもいいでしょう。そうすると、例えば、この木や葉っぱの様子が以前とは違ってきたなっていう変化を感じたり、空の様子がこんな空なんだっていうこととかわかってきたりと、いろんな発見があることもあります。ですので、足だけに集中せずに、ある程度体の感覚をどっかで感じながらというのがいいと思います。そうすると、「今ここにいる」「今ここにいながら歩く」っていうのが、とても面白い取り組み方になるんじゃないかなと思います。
- 「集中することと緊張することは違うってことですね。集中すると体が少し緊張感を持つのですが、リラックスを心がけた方がいいんですよね。気をつけろというのと注意を振り向けるというのは違うですよね。」
- 💬 水野 雄太の回答: これ、言葉上ちょっとややこしいですよね。「注意を向ける」っていうと、私たちは日常の中で「注意しなさい」とか「車に注意しなさい」と言うと、危ないから気をつけなさいという意味になったりするんですよね。危険だから自分気をつけて、それはそれで注意を向けてるってことにはなるんですけども、ここで言ってる「注意を向ける」っていうのは別に危ないからっていうことではなくて、何を意識するかっていう話なんですよね。だから、自分の考えに意識を向けているのではなくて、例えば体の感覚とか足の感覚、移り変わっていく足の感覚に意識を向け続けること、それを感じ取っていくっていうふうに言ってもいいかもしれませんね。ですので、危ないからっていうことではなくて、緊張するっていうことでもないと思います。
- そうですね、リラックスして体の力を抜いて、今日も冒頭にちょっと体の力抜きでいきましょうとか肩の力抜きでいきましょうっていうね、ちょっと体の力抜くぐらいでちょうどいいです。その状態で自分の注意だけ振り向けておく、注意をコントロールするということですね。だから緊張せずに集中するという感じでしょうか。でも、もちろん緊張してもいいと思います。緊張してしまうという状態の自分自身は「今緊張してるな」というふうに、またそれは受け止めればいいということなので、あまり理想形がこうなんだというふうにイメージせずにですね、今のあるがままの自分自身を常に感じ取って受け止めていくっていうのがマインドフルネスですね。
その他の講師コメント
- 💬 水野 雄太: 今日は歩行瞑想をやりましたけれども、これ、非常に便利な使い勝手のいい瞑想方法というか、マインドフルネスの実践方法だなと思います。だいたいマインドフルネスを日常でやろうと思っても時間がないっていうのが一番障害になってきたりするんですよね。忙しいとか。皆さん忙しいですもんね。いろいろやることたくさんありますよね。仕事のこととか、家族のこととかですね、趣味のこともあるかもしれません。人間関係、お付き合いとかもいろいろあるでしょう。そういった中で、「そんな一日毎日やるなんて難しい」と思うかもしれませんが、歩行瞑想はですね、さっきも言ったようにいろいろ歩く最中に行うことができるので、例えば駅まで行く間とかですね、家の中でちょっと歩く間でもですね、そこにちょっと意識を集中してみるというだけでも実践することができるというね、とても便利な方法ですので、もしよかったらやってみてください。日常の中でもですね。
- 💬 水野 雄太: この歩行瞑想もいろんなやり方があってですね。例えば今日はガイドの中に入れなかったですけど、呼吸も感じながらね、足の感覚にも両方感じてみる、両方注意を向けてみるという方法もあったりします。例えば、一呼吸の間に何歩歩くのかを数えながらやってみるというようなやり方もあります。これもね、一つ集中を続けるいい方法だったりしますね。いろんなやり方をそれぞれで試してみてもいいでしょう。
- 💬 水野 雄太: 途中でスピードを変えてみるっていうねこともいいかもしれませんよね。最初はゆっくり歩いて、途中でちょっと普通のスピードで歩いて、もし部屋にある程度歩けるスペースがあればちょっと早めに歩いてみるっていうのもいいかもしれませんね。そうすると足の感覚がどう変わるとか、観察してみてもいいかもしれませんね。
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