ストレス低減クリニックのはじまり
私は1979年にストレス低減クリニックを始めました。
1979年を振り返ると、
「当時そんなにストレスあったの?」
「あの頃はもっとシンプルだったじゃないか」
という人もいるかもしれません。
でも、ストレスは人間の本質の一部です。
医療からこぼれ落ちた人々
私は標準的な医療システムでは助けられていない慢性疾患の人たちを見ていました。
いわばシステムの網からこぼれ落ちた人たちです。
慢性疾患、たとえば慢性の痛みを抱えると、とてもストレスになります。
- 体が痛い
- 子どもがいても抱き上げられないかもしれない
- 痛みがひどくて、ちょっと意地悪になったり、怒りっぽくなったり、気分が落ち込んだりします
心と体のつながりを見失う
そうした心の状態が積み重なると、
自分の体や人生にしっかり根を下ろすことが難しくなります。
仕事をすることすら難しくなるかもしれません。
こうしたすべてのことが、とてもストレスフルなのです。
直感に届く名前を求めて
だから私は直感的に人々に響く名前が必要だと感じました。
ストレスを減らす。
「それならわかる」「私には必要だ」と感じてもらえるように。
それで「ストレス低減」という名前を思いついたのです。
「マインド・ボディ」では響かなかった
たとえば「マインド・ボディ・プログラム」と名付けることもできました。
でも1979年当時は、誰も心と体を一つとして捉えておらず、別々のものだと考えていたのです。
だからプログラム名にはいろいろな選択肢がありましたが、
「ストレス低減」と呼ぶことで、人々に届いたのだと思います。
マインドフルネスと仏教の核心
それだけでなく、仏教の瞑想の中心にはマインドフルネスがあります。
仏教の伝統において、中心的な教えは「苦(ドゥッカ)」です。
これは四諦(四聖諦)の第一であり、
この世に満足のいかない「苦」があるという現実を指しています。
- 物事は常にどこかずれていて
- 完全に満たされることはない
- 多くの痛みや苦しみがそこにはあります
この「苦(ドゥッカ)」という言葉は、しばしば「ストレス」と訳されます。
だから、「苦(ドゥッカ)低減プログラム」と呼ぶこともできたかもしれません。
ちょうどよいバランスを求めて
でも、そんな名前にしたら誰にも理解されなかったでしょう。
「ストレス低減」という名称によって、
仏教の核心と現代医療の架け橋となる、ちょうどよいバランスが生まれたのです。
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