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はじめてのマインドフルネス④温かさ

本シリーズでは、マインドフルネスについて1から詳しく解説しています。前回の記事(はじめてのマインドフルネス③観察力)では、マインドフルネスの3つの力のうち「観察力」について説明しました。今回は、最後の力である「温かさ」について解説します。

温かさとは

温かさとは、困難や痛みなど避けたいと感じるものに対して「そこにいてもいいよ」と存在を認め、「どんな感じなんだろう」と好奇心を持って接する心の姿勢を指します。観察力によって物事をありのままに見る力が身についても、拒絶したい強い苦痛や困難に対しては目をそらしてしまうことがあります。

しかし温かさが加わることで、そうした困難とも落ち着いて向き合えるようになります。この温かさによって、私たちは困難があっても心穏やかに生きる力を得られるのです。

温かさのある観察力で困難と向き合う

たとえば、交通事故で後遺症が残ったAさんは、長引く痛みに苦しんでいました。何度も医療機関を受診しても改善せず、心身ともに追い詰められていました。しかし、マインドフルネスに出会い、温かさをもって痛みを観察するようになったことで変化が訪れます。

痛みを嫌悪し排除しようとするのではなく、「ここに痛みがあってもいいんだ」と認め、「この痛みはどんな感じがするんだろう」と興味を持つようになったのです。その結果、痛みとの関係性が変わり、痛みそのものは消えなくても、痛みにより苦しむことはなくなったのです。

温かさが苦しみを和らげる理由

私たちは、痛みや悩みといった困難に直面すると、「こんなものなくなってほしい」「もう耐えられない」と強く拒絶したくなることがあります。しかし、そのように避けようとすればするほど、かえって苦しみが増してしまうことが少なくありません。

一方で、温かさを持って「ここにあってもいい」と受け入れると、心が少しずつ落ち着いていきます。恐れや怒りといった感情が和らぎ、結果として心の負担が軽くなるのです。このように、温かさは苦しみをそのままにしておく力を与えてくれるため、マインドフルネスが目指す「困難があっても、心穏やかに生きる」状態に近づくための重要な鍵となるのです。

まとめ

今回は、マインドフルネスの3つの力のうち、最後の「温かさ」について解説しました。温かさを持って困難と向き合うことで、苦しみが和らぎ、心穏やかに過ごせるようになります。次回の記事では、これまで解説してきた3つの力を整理し、マインドフルネスの全体像を振り返りますので、ぜひご覧ください。


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