みなさんこんにちは^^ 現代マインドフルネスセンターMBSR講師・医師の植田真史です。
「不安やイライラをマインドフルネスでなんとかできないだろうか…」と考えたことはありませんか?
今回の動画では「一時的苦痛と二次的苦痛」といったキーワードを交えつつ、不安やイライラにマインドフルネスが果たす役割について、根本的な部分からお話ししてみました。
この動画を見れば、マインドフルネスが不安やイライラに作用するメカニズムへの理解が深まり、瞑想のモチベーションも上がることと思います。ぜひ、チェックしてみてくださいね!解説は13:28から始まります。
「他人や将来へのイライラや恐怖を感じたときに、それらを瞑想で和らげる方法があれば教えていただけると嬉しいです、というご質問ですね。
はい、ありがとうございます。他人や将来へのイライラや恐怖への対応についてですね。瞑想はこういった辛いことや不快な感情に対して共通したアプローチを提供します。
瞑想では、五感が生じるときや心の変化が生じるときに、それらを観察することを行います。不快な感情を「一時的苦痛」と呼びます。例えば、将来のことが不安になったとき、その不安の感覚や思いを一時的苦痛と捉えます。これに対して、二次的苦痛というのも存在します。一時的苦痛に伴って様々な思いや感情が連鎖していくことによって、苦痛が増幅されます。
瞑想では、まず一時的苦痛を直接感じ取り、それに関する思いや考えを一旦脇に置いて、最初の感覚だけを純粋に観察する練習をします。これによって、一時的苦痛を観察し、それに対する二次的苦痛を減らすことができます。その結果、全体の苦痛の量が減り、心が楽になります。
一時的苦痛が減る可能性もあります。なぜなら、二次的苦痛が減ることで心の容量が増え、問題に効果的に対処できるようになるからです。心が余裕を持つことで、必要以上に苦痛が増幅するのを防ぐこともできます。
瞑想の実践を通じて、注意力と観察力が鍛えられます。これにより、嫌な思いに囚われにくくなり、不安や対人関係のイライラに対しても冷静に対応できるようになります。
瞑想は具体的な対応法を提供するというよりも、どんな状況にも対応できるOSのようなものであり、どんな問題にも応用がきく根本的な方法を提供します。これにより、さまざまな状況に対して冷静に対応できるようになります。
もし瞑想に興味があれば、定期瞑想会やオンラインのMBSR(マインドフルネスストレス低減法)8週間コースなどもご検討いただけると良いでしょう。瞑想を続けることで、心の余裕が生まれ、対処能力が向上します。ぜひ瞑想を実践し、心穏やかに過ごせるようになってください。」
植田のYouTubeチャンネルでは、毎朝の瞑想ライブを通じて「心穏やかに生きる」ヒントをご紹介しています。ぜひチャンネル登録をして、心穏やかな日々への道を一緒に歩んでいきましょう^^
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