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10日間・沈黙の瞑想合宿

今日は瞑想合宿の話をしてみようかなって思います。

僕は瞑想を始めたばかりの頃に、興味があって瞑想合宿というものに参加したんですね。

その後も何度か参加したんですけど、初めての体験はやっぱり印象深かったので、その時の話をしようかなって思います。

僕が初めて参加した瞑想合宿は10日間のものだったんですよね。

沈黙の瞑想合宿、いわゆるサイレント・リトリートといわれるもので、基本的に参加している間は、他の参加者の方と話したりするのはNGで、あとは、目配せとか、アイコンタクトとか、ボディーランゲージとかも制限、禁止されているということなんですよ。

さらに、本とか新聞とか携帯とか、外の情報を得るようなものも禁止、ということになってるんですよね。

最低限、最初のオリエンテーションはもちろん丁寧にありますし、質問をしたり、困ったことがあったりしたときに、世話人の人に話しかけたりっていうのは全然できるんですけど、基本的には自分の内面に向き合う時間を取るっていうような形になるんですよ。

 

そんな状況で10日間過ごして、どういうふうに感じたかっていうことなんですけど、まず、良いことに気づけたなって思っていて。

その時の僕って、当時うつ状態だったこともあって、心の中がぱんぱんの状態というか、複雑な思いがあふれていて、それに向き合うのがつらかった時期だったんですよね。

そういう辛い気持ちに向き合うのが、どうしても難しくって。

そういうときにどうなるかというと、ついつい外の情報を入れてしまいがちになると思うんですよね。

例えば携帯をずっと見てしまったりとか、テレビを何気なくずっと眺めていたりとか、いろんな本を買っては読んでみたりとか、とにかくこう情報を欲して、外に外に情報を求めていく状態になってしまってたんですよ、当時の僕って。

で、そのことに気づけてなかったんですよね。

 

ただ、瞑想合宿に参加して、そういう静かな環境で、外からの情報がない状態になってみると、自分の頭がすごく情報を欲しているということに気づいたんですよね。

いま振り返ってみると、やっぱり内面の辛い気持ちに向き合わなくて済むように、そういうふうにしてたんじゃないかなって思うんですけどね。

 

瞑想合宿は、最初はやっぱり辛い時もあったんですね。

今まで外の情報で、自分の内面に向き合うことを避けてきたっていう感じだったので、気持ちに向き合うっていう時間を取ることが、最初はつらいという感じもしたんですけど、だんだんと時間が進むにつれて、思考というか、頭の中が晴れてきたような感じもあって。

最後は、本当にスッキリしたような感じで、1日10時間以上瞑想をするんですけど、不思議と体調は良かったんですよ。

 

話がゴチャゴチャして申し訳ないんですけど、学んだ大きなこととしては、自分がものすごく情報を入れようとしてたっていうこと。

内面の辛さから逃れるために。

ときには情報を、そういう形で半ば強制的にオフしてみるというのは、すごく良い体験なのかなって感じました。

 

いまっていろんな情報が溢れてるじゃないですか。

インターネットやスマホが普及して、得ようと思えばいくらでも次々に情報を得られる時代になっていると思うんですよね。

一方で、内面に向き合うことが難しくなっている時代でもあるのかなって思っていて。

なかなかうまくいかない心の葛藤、直接心の葛藤を感じとるっていうのが、情報の多いなかではますます困難になっているのかなって感じます。

 

というわけで、その瞑想合宿とまではいかなくても、1日に少しでも静かな時間を持って、情報を入れない時間を持って、いま自分の中がどうなっているのか、心や体がどうなっているのかっていうことを感じる時間って大切なのかなって思います。

それが瞑想なのかなって思います。

よかったら1日ちょっとでも、5分でもいいので、瞑想する時間を取って見ていただければと思います。

 

というわけで今日の話は以上になります。

ありがとうございます。

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