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【映画】その男ゾルバ 観ました

今日は、「その男ゾルバ」という映画を見たよ、という話をしたいと思います。

なんでこの映画を見たのかというと、いま読んでいる「フル・カタストロフィー・リビング」の本があるんですけど、こちらの「フル・カタストロフィー」というタイトルがこの映画のセリフから取られている、ということで。

この本の「フル・カタストロフィー・リビング」の中の、イントロダクションで紹介されているんですよね。

厳密には、原作の小説から取っているみたいなんですけど。

この「その男ゾルバ」というのは、どんな映画なのか、概要を説明させてもらいたいんですけど。

1964年度のアカデミー賞3部門受賞ということで、かなり古い映画なんですよ。

60年近く前の映画で、白黒なんですね。

パッケージの踊っている絵がすごい象徴的なんですけど、これがゾルバです。

もう1人登場人物がいて、イギリス人のバジルという若い男性の作家さんが出てくるんですね。

せっかくなので、パッケージの裏に書いてある、あらすじを読ませていただきたいんですけど。

父の遺産である炭鉱を再開するため、ギリシャ寒村に来た英国人作家バジル。

エネルギッシュで楽天家のギリシャ人ゾルバ。

生き方も性格も異なるふたりの男が偶然出会い、やがて友情が生まれ、強い信頼関係で結ばれていく。

ゾルバとバジルを軸に、愛、友情、生きることの喜びと悲しみ、そして死といった、人間の営みを真摯に描き、アカデミー賞3部門に輝いた不朽の名作。

さまざまな苦難に直面しながらも、前向きに生きる主人公ゾルバを演じるのは・・・アンソニー・クイン、というふうに書いてあるんですよね。

さまざまな苦難に直面しながらも前向きに生きるっていうことが、この映画のテーマの一つになっているのかなって思うんですよ。

それを象徴することは、セリフとして「フル・カタストロフィー」というのがあるんですよね。

「フル・カタストロフィー」というのが、どんなところで言われたセリフなのかというと、序盤でこの米国人のバジルがゾルバに向かって「君は結婚したことがあるのか?」と聞くんですよね。

そしたらゾルバが「いろいろあったよ」みたいなニュアンスで、「フル・カタストロフィー」って言うんですよね。

なのでこの「フル・カタストロフィー」っていうのは、人生においていろいろ起こる辛いこと、困難なこと、その全体を象徴していると思うんですよね。

ただゾルバが、その中でも前向きに生きてきた象徴のような人なんですよね。

それがこの本のタイトルとして、「フル・カタストロフィー」という言葉が採用された理由なのかなって思うんですよ。

実際にはどんな感じの苦難に直面するのか、ということに関しては、この映画をぜひ見ていただきたいんですけれども、この乗り越え方が特徴的で、ジャケットになっているダンスですね。

これを使ってゾルバは困難を乗り越えるんですね。

ゾルバって、いろいろと頭で考えるようなタイプの人というよりは、踊って知恵を得るって言うんでしょうか、苦難を乗り越えるみたいなんですよ。

その身体性っていうのもキーワードなのかなって思っていて。

そういうところも、この「フル・カタストロフィー・リビング」と親和性が高かったのかなって思いました。

映画の内容自体は、あんまり言うとネタバレになっちゃうかもしれないので、言わないんですけれども、ご興味ある方は、白黒の映画ですけども、ぜひ見てみていただければと思います。

というわけで、今日は映画の紹介という、今まであまりなかったことをやってみたんですけれども、またなにか面白い題材があったら取り上げていきたいと思います。

というわけで、今日はこれで失礼します。

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