今日は、目標を達成するのと同じくらい大切なこと、という話をしたいと思います。
今の社会って、目標達成という言葉をよく聞くと思うんですよ。
目標を設定して、それを達成するというやり方、あるいは達成できなければ改善点を見つけ出して、それをリストアップして解消していきましょう、みたいなやり方って、普通に行われていると思うんですよね。
そのやり方のすごく良いところって、組織が大人数いたときに、一つの目標を設定することによって、みんながその方向を見て動いていけるっていうのがあると思うんですよね。
あとは、そういうやり方をしてきたことによって、今の便利な世の中ができあがってきたんだと思うので、そのやり方には感謝しないといけない、という部分もあると思うんですよ。
ただ、そういう仕組みの中で健康を損ねてきた人って、本当にたくさんいらっしゃるんだろうなとも思うんですよね。
どうしてもなにか目標達成しよう、達成しなければならないっていうふうにしているときって、自分の内面への意識が疎かになったり、健康への意識が疎かになったり、あるいは家族や身近な方との会話の時間が取れなかったりとか、どうしても自分自身への意識が希薄なっていくと思うんですよね。
そうすると、知らず知らずのうちに体調が悪くても気付くことができずに、次第にいつのまにか病院にかからないといけない状態になっているとか、仕事を休まないといけない状態になっているとか、そういう形がすごく多く生まれるシステムでもあると思うんですよ。
というわけで、目標を設定して達成するというやり方を否定するつもりは全然ないんですけれども、それと同じくらい大切なのは、定期的に自分自身に意識を向ける時間を持つということだと思うんですよね。
それって、とりもなおさず瞑想だと思うんですよ。
自分の思いや考え、あるいは体の感覚に意識を向けて感じ取る。
疲れがあったら、それに伴う感覚を通して気づけるかもしれないですし。
目標を達成しようと頑張っている人ほど、やはり同時に並行して、瞑想の時間も1日少しでも良いので取る方がいいんじゃないかなと思うわけなんです。
忙しすぎてそんな時間取れないよって思う方もいらっしゃるかもしれないんですけども、結果として、1日5分でもそれを取った方が、逆説的ですけども、全体のパフォーマンスは上がると思うんですよね。
健康状態が良くなるということは、なによりの財産だと思いますので。もし今忙しくて、なにか達成しないといけない目標やノルマがあるという方は、ぜひ瞑想を1日ちょっとでもすることを検討していただければうれしいです。
というわけで、今日は以上にしたいと思います。
これで失礼します。ありがとうございました。