今日も独り言をやっていきたいんですけども、今日は時間の激流っていう話をしたいなと思っています。
自分自身の話からしたいんですけども、僕は以前眼科医として働いていた時期がありまして、その時すごく忙しい時があって、いつのまにか負担とか疲れとか、そういうのを蓄積してしまって、体調を崩してしまうということがあったんですよね。
で、体調崩して初めて、自分がまるで時間の激流のようなものに流されて生活していたんだな、ということに気づいたことがあったんです。
これから気づいたことは、やっぱり忙しくしていて、時間の流れに流されている時っていうのは、なかなか気づかないものなんだなって思ったんですよね。
忙しいな、忙しいなって自分が自覚している間はまだいいかと思うんですけど、だんだんとそれが常態化してきてしまうと、もうそれにすら慣れてしまって、いつのまにか自分が激しい時間の流れに乗っている、ということすら気づかなくなっていってしまうと。
その状態って、自分の経験上、結構危ない状態じゃないかなって思うんですよね。
で、しらずしらず体調を崩してしまうという形になってしまったんです。
こういうふうに気づかずに体調を崩してしまうっていう状態にならないようにするためには、1日に1回は自分の状況、自分の今の体の状況、心の状態に意識を向ける時間ってすごく大切じゃないかなって思うんですよ。
それって、とりもなおさず、瞑想がやっていることなのかなって思っていまして。
今どんなふうに自分の体の感覚がなっているのかとか、今どんなふうに心が動いているか、思いや感情が浮かんでくるのか、ということに意識を向けるって、本当に今の世界においては貴重なことじゃないかなって思うんですよね。
というのも、今って世界は激しく変化しているじゃないですか。
インターネットが急速に普及したっていうのもそうですし、あとはコロナウイルスによる感染症の状況も、毎日毎日変化していますし。
そういうふうになると、どんどんどんどん自分の意識って、外に向いていくと思うんですよね。
いろいろと対応しないといけないということで、自分の内面に向ける意識っていうのがあまり取れなくなってくると。
そういう世の中の状況って、体調を崩す人が出てきやすいんじゃないかなと思っていて。
だからこそ、いま瞑想というものをすごく求められているのかなって、僕自身は思うんですよね。
話があっちこっち行って申し訳ないんですけど、結局、なんとなくでもいいので忙しいと自覚がある方、しばらく仕事が多い状態が続いている方、もし良かったらもう一日ほんの数分でもいいので、瞑想という時間をとっていただけると、体をいたわること、ご自身をいたわることになるんじゃないかなと思います。
というわけで今日はこれで失礼します。
ありがとうございました。